2011-04-13 15:40:31
活動報告(3/16~3/18浦安市)
駅前駐輪場、マンション敷地内などで、液状化で噴出した砂の片付けの手伝いをしました。
砂は湿っていると重いのですが、かといって、乾いてくると、スコップでどうにもならないほど固くしまってしまい、なかなかの重労働でした。
(写真や、それへの記事は、追って増やしていくつもりです)
http://www.city.urayasu.chiba.jp/item23885.html#moduleid17889
上記の浦安市HPの、被災直後の写真もあわせてご覧ください。
当時、下水道も水道も未だ復旧しておらず、給水所に足を運ぶ住民の方の流れは絶えませんでした。亡くなられた方がいらっしゃらなかったとはいえ、甚大な影響が出ていることがひしひしと伝わってきました。
そこかしこで、噴砂しており、風が強いと「砂の街」の趣きでした。
震災から5日後であり、道路を塞ぐほどの砂は既に撤去されていて、自動車はほぼ通ることができる状況でした。道路沿いの至る所に、撤去された砂山(+ブルーシート)が並んでおりました。
公園の一角に手つかずの噴砂がありました。ここは地割れ(長さ約30m×開口幅約30cm)も伴っていて、地割れ内の地表面下約1mに地下水位が見えました。
道路の陥没や隆起、マンホールの浮き上がりが多数生じていました。
電柱の根元からの噴砂と、電柱の沈下や傾きが多く見られました。
テレビでも報道された、傾いた富岡交番です。
同じように、直接基礎の戸建の住宅が傾く現象が相当の戸数で生じているようです。
私が一緒に作業した市の職員の方も、「自分の家が傾いたのに帰れない」と嘆かれていました。本当にお世話様です。
不幸中の幸いというか、杭基礎支持の建物の被災は、未だ報告されていないようです。1964年の新潟地震以来の研究の成果というべきでしょう。(ただそのために、沈降した周りの地盤との落差が生じていますが)
従来から言われていることながら、埋設管等の道路インフラに対し、いかに耐液状化を施していくかが、埋立地や平地内での今後の地震対策の鍵であることを痛感しました。
浦安社会福祉協議会へ寄付物品:軍手約10ダース、乾麺10袋。
当社の在庫をとりあえず持っていきました。落ち着いて考えれば食料はいらなかったかも。
以上です。
追記:
「災害ボランティアで行った先の写真を撮るべきではない」というマナーは理解しています。ただ、震災の被害の情報を発信し、かつ、記録に残すことも、土木地質技術者としての当方の責務と考えております。プライバシーに配慮しつつ掲載することをお許しください。
砂は湿っていると重いのですが、かといって、乾いてくると、スコップでどうにもならないほど固くしまってしまい、なかなかの重労働でした。
(写真や、それへの記事は、追って増やしていくつもりです)
http://www.city.urayasu.chiba.jp/item23885.html#moduleid17889
上記の浦安市HPの、被災直後の写真もあわせてご覧ください。
当時、下水道も水道も未だ復旧しておらず、給水所に足を運ぶ住民の方の流れは絶えませんでした。亡くなられた方がいらっしゃらなかったとはいえ、甚大な影響が出ていることがひしひしと伝わってきました。
そこかしこで、噴砂しており、風が強いと「砂の街」の趣きでした。
震災から5日後であり、道路を塞ぐほどの砂は既に撤去されていて、自動車はほぼ通ることができる状況でした。道路沿いの至る所に、撤去された砂山(+ブルーシート)が並んでおりました。
公園の一角に手つかずの噴砂がありました。ここは地割れ(長さ約30m×開口幅約30cm)も伴っていて、地割れ内の地表面下約1mに地下水位が見えました。
道路の陥没や隆起、マンホールの浮き上がりが多数生じていました。
電柱の根元からの噴砂と、電柱の沈下や傾きが多く見られました。
テレビでも報道された、傾いた富岡交番です。
同じように、直接基礎の戸建の住宅が傾く現象が相当の戸数で生じているようです。
私が一緒に作業した市の職員の方も、「自分の家が傾いたのに帰れない」と嘆かれていました。本当にお世話様です。
不幸中の幸いというか、杭基礎支持の建物の被災は、未だ報告されていないようです。1964年の新潟地震以来の研究の成果というべきでしょう。(ただそのために、沈降した周りの地盤との落差が生じていますが)
従来から言われていることながら、埋設管等の道路インフラに対し、いかに耐液状化を施していくかが、埋立地や平地内での今後の地震対策の鍵であることを痛感しました。
浦安社会福祉協議会へ寄付物品:軍手約10ダース、乾麺10袋。
当社の在庫をとりあえず持っていきました。落ち着いて考えれば食料はいらなかったかも。
以上です。
追記:
「災害ボランティアで行った先の写真を撮るべきではない」というマナーは理解しています。ただ、震災の被害の情報を発信し、かつ、記録に残すことも、土木地質技術者としての当方の責務と考えております。プライバシーに配慮しつつ掲載することをお許しください。